オーナーのひとり言

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インド紀行 その4 ~マザーハウス~

インド滞在6日目。コルカタ。
念願のマザーハウスを訪問。
マザーハウスは、私が敬愛する偉大なマザーテレサが活動の拠点とした場所であり、
彼女が眠っている場所である。

施設は、車が行き交う街中にある。
中では、シスター達が訪れている街の人と話をしていたり、淡々と作業をしている。

施設の2階に、生前の彼女の部屋がそのままに残してある。
4畳半ほどの広さに、小さいベッドに本棚、そして机があるだけの質素な部屋だ。
ここで彼女はいろいろな事を考え、祈り、決意し、行動したのだ。
今、私は彼女と同じ場所にいる。
またもや、グワァーとくるものがある。胸がいっぱいになる。

1階には、彼女の資料展示室。
その隣の部屋に彼女は眠っている。
窓の外からの車のクラクションや騒音が鳴り響く中で、静寂した部屋。
彼女が眠っている傍らで、一人の女性が椅子に腰掛けて、祈りを捧げていた。
私も黙って椅子に座り、手を合わせる。
やっと彼女に会えたという感覚。胸が熱くなる。
もう涙が溢れてきて、止まらない。超号泣。
彼女が眠っている場所の上に書かれている
『Hand to save. Hand to love.』という文字。
私もできる限り“一人でも多くの人にを捧げていこうと誓う。

彼女の功績というものは、本当に言葉では言い表せられないものだし、
真似ができるものではないということは、誰もが承知していることである。
しかし、どんな些細な事でもいいので、何かできることはあるのではないか・・・。
100はできなくても、1はできることがあるのではないか・・・。
きっと彼女も最初はこんな思いだったに違いない。

もし、誰かを助けたいという思いがあるとしよう。
しかし、誰かを助けたくても、自分に力がなくては誰一人として助けられないのが現実なのだ。
もちろん、“優しさ”は重要である。
でも、優しいだけでは駄目なのだ。強くなくては
強くなくては、大切なものは守れないし、誰も助けてあげられない。
ここでいう“強さ”とは、権力でも財力でもない、 “芯の強さ”なのではないだろうか。
“優しさ”だけではなく、その“強さ”があるから、
生きていく中でいろいろな事があっても、心が折れても、
立ち上がって、歩いていくことができるのではないだろうか。
辛さを知っているから、誰かの痛みをわかることができるし、
手を差し延べてあげられるのではないか。
愛を捧げてあげられるのではないか。

だから彼女は、すごく優しい人であったと同時に、すごく強い人だったに違いないのだ。

私は、彼女の足元にも及ばないのは百も承知だが、
『少しでも近づきたい・・・』と日々思うのである。
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